『彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる』 感想
■ ネタバレ注意! ■
スキビが好きで彩雲国が好きってなんかベタな感じかもだけど好きなものはしょうがないわね(笑)
2008年11月の彩雲国新刊『黒蝶は檻にとらわれる』を読みました。全286ページ、開くと、1ページ1ページに文字がいっぱい詰まってる感じ。そして視覚的に受けた感じの通りなかなかのボリュームでしたが、一気に読めました。
このシリーズもソレ出来すぎでしょうと思うエピが多いし、誤字脱字や言葉の誤用や日本語の係り受けがおかしい文章が多いのも気になって仕方ないし、話が進むにつれて人間関係が複雑になったためにあちこち設定に矛盾が出てきて、色々大変です。
今巻も、出来すぎっていうか狙いすぎでしょソレ(清雅とか葵長官とか…)!と思うところも文章のおかしいところもやっぱりあったけど、でも、「この矛盾はおいそれと解決できないだろう」と思っていたコトを放置せずきちんと処理したことや、ずっと前の巻に出ていた、つまり何百ページも前に書いたことを受けて筋が通っていることに感心しました。茶州から帰還した後の話は一連のつながりを持っているんだけど、これだけの壮大な仕掛け、何百ページにもわたる物語の内容を、一体どの時点でどこまで考えているんでしょうね~
ちなみに、おいそれと解決できないだろうと思ってた矛盾てのは、黎深や玖琅との関係は悪くないのに、なぜこれまで紅邵可一家には(主として経済的)援助の手が無かったのか?です。
兄の代わりに紅家当主となった黎深は登場時から兄にベタベタで、玖琅も実は兄を慕っているという設定が後から出てきて、廃嫡の理由は兄の心の重荷を慮ってという理由が出たけれど、戦乱時になんの経済的援助も差し出さなかった理由がわからない。
「なんかキャラが勝手に一人歩きしちゃって。テヘ」とか、「まぁいいじゃん、昔の設定はとりあえず放置」みたいな作品も世の中にはいっぱいあるのに、ちゃんと辻褄を合わせたことにプロ根性を感じましたデス。(ところが昨日『隣の百合は白』を読み返したらやっぱりちゃんとは辻褄合ってないヤって思いなおしました(^_^; 11/5追記)
これ以降はさすがにミステリ仕立ての物語なのにあまりに核心部分を書き過ぎな気がするので、折りたたみの上、文字色反転します。折りたたまれている場合は「続きを読む」から、この文章以下の部分が真っ白に見える場合は、ドラッグで記事部分を反転させてお読みくださいm(_ _)m










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